軽量で負荷の大きい遠投ウキ!


  
■ウキ加工ツール

シーズンオフになったら、18号負荷のウキを作ろうと思っていた。
既に、直径35mmの軟質発泡材は、購入済み

やっと時間が空いたので、今回は、ウキ作りに挑戦
昨年考案したウキ専用旋盤を持ち出した。

今年はアイロンでなく、メッシュ両面ヤスリ#100を使って加工
3枚入って100円、安いし、失敗がないのでお勧めだ(^^




ウキ専用旋盤




■ボディーの製作

長さ500mmの軟質発泡材を3等分した。
そして、下の写真のように削った。

私のウキは、何時も太目で、スマートさに欠ける。
良く浮きそうだが、飛びそうな形をしていないと、分かっている。

カッコ良いウキも、そのうち作ってみたい(^^;




3本同時製作




■羽根の製作

羽根は、厚さ150μmのラミネーター専用フィルムを、張り合わせて作った。
ラミネーターフィルムって、何故、こんなに安いのだろう(^^

3枚羽根なら、わずか20円で製作できる。
釣具は、何を買っても高いけど、文房具や事務用品は安いですね。




軽くて丈夫




■足管とバランス調整オモリ

ウキの足管は、昨年作ったものがあったので、それを使用
この足管、長すぎて、ウキが重くなるのを嫌い、使わなかった気がする(汗)

1日で完成させたいので、今年は、使えそうなものは何でも使う(^^;
バランス調整オモリは、厚さ0.25mmの板オモリを巻いたもの

経験上、約1gのオモリを付けると、バランスが取れて、ウキのセンターに重心が来る。




バランス調整オモリ



■一寸小休止

出来たパーツを仮組みしてみる。
一体どのくらいの長さで、どのくらいの重さのウキが出来るのだろう(^^?

18号負荷のウキを作ると言いながら、負荷計算せずに作っている(汗)
写真のように、それ程、違和感のないウキが出来そうなので一安心




白一色のウキ




■塗装をする

ボディーは、黄色を塗り、ツートーンカラーにしようと思っていたが、塗料切れ(--;
仕方なく、羽根もボディーも、橙色にした。

ボディーの白い箇所は、下部20mmくらいを白で塗装(強度UP)
そこから上は、予算の都合で、何も処理していない(^^;

羽根は、片面のみサンドペーパーで擦り、その面にだけ塗料を塗っている。
軸はグラスファイバーで、直径2mm

ボディーの内径は、約3mm
軸に2か所、熱収縮チューブを被せて直径3mmにし、センタ―出しした。

足管に付けたバランス調整オモリは柔らかいので、熱収縮チューブで保護
各パーツの重さを測ってみたら、羽根2g、ボディー3g、足管付き軸4gだった。




パーツが完成




■接着剤で組立

足管と軸は、瞬間接着剤で固定
羽根と軸は、発泡ボンドで接着

ボディーと軸は、センタリングの箇所だけ発泡ボンドを使用
その他の箇所は、100均のクラフト用ボンドを使用

クラフト用ボンドは、ペットボトルや発泡スチロールを接着できるらしい。
どの程度くっつくのか?まだ見極めできていないので、補助的に使用している。




3本完成




■浮力テスト

いよいよ浮力テストだ!
ステンレスの一発カゴ64.5gをウキにぶら下げてみた。

64.5gは、オモリに換算すると17号と18号の間に位置する。
下の写真のピンの位置に水面がきた。

なかなか良いカンジ!
狙い通りのウキができたようだ(^ε^)




水面の位置




■軽量高負荷のウキ

ウキの重さを測ってみたら、9.5〜10gだった。
18号を背負えるウキにしては、軽量に仕上がったと思う。

全長は、240〜245mm
遠くまで流しても見えるように、羽根を大きくした(直径75mm)

今回は、欲しいと思っていたウキを、一日で完成させることが出来た。
次回は、スタンスを変えて、インスタ映えする(?_?)カッコ良いウキを作ろう(^^ゞ




狙い通り