■ウキ用旋盤を作ってみた
軟質発泡材で、ウキを作ってみたかったが、加工する道具を持っていなかった。
WEBで検索すると、ホビー用旋盤や、電気ドリルを用いるらしい。、
残念ながら、我が家には、電気ドリルがなかった。
そこで、お金を掛けずに旋盤ができないか考えてみた。
モーターの代替に、電池式ハンドミキサーを使うことにした。
以前、これを持っていたが、滅多に使わないので、引越しの時に捨ててしまった。
今回、購入したら、150円に値上がりしていた。
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ウキ用旋盤 |
軸受のベースには、ステンレス製の、角形トレーを用いることにした。
軸を通した状態で、トレーの左右に軸受となるパイプをハンダ付けする。
全長200mmのウキを加工できるトレーを選んだ。
ハンドミキサーや、角型トレーを取り付けるベースには、発泡スチロールブロックを選んだ。
軽くて丈夫だが、1個200円した。
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ハンドミキサーの位置決め |
軟質発泡材に通すパイプは、外径3mmが丁度良かった。
3mmのパイプは、ウキの足管(ウキ環)に使っていたので在庫があった。
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動力伝達方法 |
軸受にする内径3mmのスリーブを探したが、行きつけのホームセンターには無かった。
仕方なく内径3mm外径4mm長さ1mのパイプを買い、切断して軸受にした。
内径が3mmなら、外径は何mmでも良かったので、他の店で探せば見つかったと思う。
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高くついた軸受 |
材料が揃ったら、一日で、ウキ加工用の旋盤は完成した。
この旋盤を製作する費用は、以下のようになった。
ステンレス製の角形トレー 110円
電池式ハンドミキサー 165円
発泡スチロールブロック2個 440円
内径3mm長さ1mのステンレスパイプ 856円
合計1571円…1000円以内で作りたかったなぁ(^^;
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シンプルイズベスト |
■ウキ用旋盤を使ってみた
この旋盤を使用した感想であるが、切削クズが、受け皿に溜まるのが気に入った。
ウキをセンターに持って来ず、片側に寄せたのが正解だった。
この旋盤の重量が、驚くほど軽いところも気に入っている。
重さは、わずか370g…片手で、何処にでも持ち運べる。
今回は、アイロンを押し付けて加工した。
100均のメッシュヤスリ#60や、ハンダゴテでも加工可能なようだ。
アイロンの場合、強く押さえつけると、ハンドミキサーのモーターが止まった。
最初、要領が分からなかったが、表面を滑らせるようにすれば問題なく加工できた。
ウキを2本加工したが、ハンドミキサーのモーターは壊れなかった。
連続で運転すると熱を持つので、時々休ませた方が良さそうだ。
回転数が遅いのではないかと心配していたが、特に問題はなかった。
アイロンの温度は低目の方が良いらしいが、私は中で加工した。
軟質発泡の表面に、多少ヒゲが残るが、それは毛玉取り器で取った。
毛糸の毛玉を取る為、以前100均で購入したものが役に立った。
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軟質発泡材を加工 |
■軟質発泡ウキを作ってみた
今回製作したウキは2本で、負荷は15号相当
軟質発泡材では、初めての作品となる。
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フィルムで羽根作成 |
軟質発泡材の径は30mm、全長は170mmとした。
完成した作品は、スマートとは言えない何時も通りの胴長形状になった(汗)
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仮組み |
その為、かなり残浮力が大きくなった。
15号の負荷を背負った時、水面は下の写真のピンの位置になった。
軟質発泡を使うと、硬質発泡より、全長を20mm短くできることが分かった。
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浮力確認 |
重心をセンター付近に設定したウキの重量比較になるが
15号のウキで、硬質発泡は18.5g、軟質発泡は9g…約半分の重さになった。
◇今回製作したウキの仕様
@全長232mmのウキ No.8
重量9g
羽根の径70mm(丸形)
重心の位置→センターより2mm前
残浮力→15号負荷で水面から発泡体上部まで64mm
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No.8 バランス調整/錘1g追加 |
A全長228mmのウキ No.9
重量9g
羽根の径70mm(丸形)
重心の位置→センターより3mm前
残浮力→15号負荷で水面から発泡体上部まで57mm
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No.9 バランス調整/錘1g追加 |
◇所感
軟質発泡ウキの製作は、構想を温めておき、着手してから3日で完成した。
ウキ用旋盤が、思いの外、簡単に出来たこと
そして、トラブルなく作動したこと
以前、硬質発泡でウキ作りの練習をしたこと等が、時短に繋がったようだ。
今の感想は、面白かったの一言に尽きる。
ウキで存分に遊んだので、しばらく、ウキから離れようと思っている。
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軟質発泡ウキ |
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