チアユ仕掛け


 一年で最も水温の下がる2〜3月。釣り物の少なくなるこの時期に釣り人を楽しませてくれるのが稚鮎である。コマセもツケエサも使わない釣りだからサビキの工夫が勝負の決め手となる。

 港内で釣る時の仕掛け

チアユ(1)
チアユ(2)
 竿は磯竿2号5.3m(渓流竿がベスト)
 リールは小〜中型(ベイトリールが良い) 
 道糸は通常使っているもの(2〜4号)
 エサ、コマセ共に不要
 @シモリ玉
 Aサルカン
 B集魚板
 Cオリジナルサビキ
 Dスナップサルカン
 Eナス型オモリ4〜5号
     
 オリジナルサビキ
 ハリス 0.2号(0.1がベスト)
 枝 0.5cm(長いより短い方が良い)
 幹糸 0.2号(0.4でも可)
 間 8〜10cm
 ハリ 細地袖1号(2号も可)
 ハリ数 10〜12本






 外海で釣る時の仕掛け

 竿は磯竿2号5.3M 
 リールは小型〜中型   
 道糸は通常使っているもの(2〜4号)
 配合エサをコマセると持続する
 @ウキ止め
 Aシモリ玉
 B発泡ウキ4〜5号(内臓オモリなし)
 Cシモリ玉
 Dゴム管
 Eサルカン
 F集魚板(無くても良い)
 Gオリジナルサビキ
 Hスナップサルカン
 Iナス型オモリ4号(5号は幹糸切れやすい)
 
 ハウツー  
 魚のタナは0.5〜2m
 サラシのキワを釣る   
 ウキは固定で良い
 磯竿2号なので軽いウキが良い
 誘いをかけるなら中通しとする
 サビキは短めが取り込み易い
 一匹掛かったら追い食いを待つ
 釣れる時間帯は午後から日没まで
  


 チアユ釣りについて
   
 初めてチアユを釣ったのは1995年の冬である。
長期休暇中の出来事であった。

2月19日三浦、城ヶ島、小坪などを見て回ったが潮は澄み魚影は無かった。
一年で最も水温の下がる時期だから仕方がないが竿を出さずじまいに終る。

翌日コマセを使う為、江ノ島に出かける。
ここで初老の釣り人が釣っている小魚が稚鮎である事を知る。
カラ揚げにすると美味しいし沢山釣れた時は佃煮にすると言うではないか…

翌々日仕掛けを揃えて意気揚揚と江ノ島に乗り込む。
しかしどうも釣れないのである。
先日の釣り人に聞いてみることした。
そしたらハリスは何号を使っていますか?と問い返されてしまった。
市販品を買ってきたのでハリスは不明である。
売ってないのでハリス0.2号ハリ1号で皆さん自作していると言うのである。
これは私にとって大きなカルチャーショックだった。
当日稚鮎は2:00過ぎから4:00まで入れ食いだった。
私は次回に備えて色々な人の仕掛けを見学して回った。

2月25日仕掛けを揃えて釣り場へ出向く
この日は曇りで今にも雨が降り出しそうな天気だった。
2:30頃から魚はポツポツと釣れ始めたが曇りの日はどうもダメらしい。

翌々日は晴れて暖かい一日だった。
稚鮎が回遊して来るのは午後からなので昼食後ゆっくり家を出た。
2:15から4:00まで釣れたが4:10に全く姿が見えなくなって納竿した
場所は湘南港堤防で外海で釣る時の仕掛けを用い釣果は30数匹であった。
頭を残しハラワタだけ出して唐揚げにしたら最高に美味かった。
塩を一振りしアルミホイールに包んで蒸し焼きにするとアユの香りが味わえる…

最近では2000年3月11日に大磯へ釣行している。
ここでは湾内で釣る時の仕掛けを用いる。
稚鮎が回って来るまでの間、周りの様子を眺めていたら落ちハゼが釣れていた。
サイズは15から20cmもある大型揃いである。
竿を2〜3本出している人は15匹くらい釣っていた。
稚鮎が回遊して来たのは3:10だった。
4:30で魚の姿が見えなくなってしまった。
短い時間だったがうまく追い食いさせられたので50数匹をキープできた。

大磯港の近くの鈴木釣具店にはハリス0.2ハリ2号の特注仕掛けを置いている。
私は仕掛けを自作しているが面倒と思う人はここで購入すると良いだろう。


2002年3月17日追記
チアユ…コレは間違いです。
本当は小イワシ、ワタシの勘違いでした(^^;

最近の釣り方、紹介しておきます。
湾内で釣る時の仕掛けですが、市販サビキを2ヶ直結して使っています。
群れで来た時、一気に釣っちゃるぅと言う訳なんです(^〇^)

次に外海で釣る時の仕掛けですが、最近は中通しウキでなく、環付きを使っています。
スナップで付けているので、外せば直ぐ、持ち竿で、サビキできますからね。

一番大事なサビキですが、スーパーパニックという、ワカサギ仕掛けも良いですよ。
ハリス0.2号、幹糸0.3号、枝1cm、鈎は細袖3号、OWNER製です。
金鈎で、アクセサリーの付いてない空バリです。

昨日、トリック仕掛けなるものを、使ってみましたが、これでも釣れました。
昔、これを使って、釣れなかった記憶があるんだけどなあ…
金鈎2号、10本組、ハリス、幹糸共に不明、多分0.4号、Maruhuji製です。

このトリック仕掛の良い所、枝ハリスが短いんです。
目測、4ミリだな…短い方が鈎が踊って、食いがいいようです。
ハリスが太いので、濁り潮の時に、お勧めでーす。


2002年4月14日追記
川を上る時期になると、釣れるサビキも変わるようです。
相模川河口で、確認してきました。
爆釣したサビキ…釣り場で初めて、お会いした方から、頂いたものだけど…

ハイパーパニック2号、ワカサギ用でした。
幹糸0.3号、ハリス0.2号、枝2.5cm、フラッシャー付き、350円也
フラッシャー、水中では青白く見えます。
バレも少なく、かなり針先も鋭いようです。

小イワシ釣りのみならず、ジンタにも効果抜群…
5月の連休は、ハイパーパニックで決まりですネ!





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