サバイバルしませんか!


大磯港のワカメとハバノリ
 冬になると江ノ島ではイワノリをっている人を見かける。
干潮時、露出した陸続きの磯に渡って採取するのである。
一度試してみようと思っていたがそのままになっている。
砂抜きが大変だと聞いていたので二の足を踏んだ気もする…
その点ワカメやハバノリは手間がかからないので良い。

大磯港の西防波堤の外側に岩礁地帯がある。
照ヶ崎とかトビコミ磯とか呼ばれる人気の釣り場だ。
ここでハバノリをっている人に出会った。
台所で使われるザルを片手に持っていた。
味噌汁に入れたり乾かしてふりかけにするそうだ。
ハバノリは長さが5〜10cm位で潮溜まりだとすぐ見分けがつく。
露出した岩の上だと形が無くなってベッタリとくっ付いている。
ナイロン袋ひとつあれば手軽に採取できる。

ワカメはトビコミ磯の目の前に広がるテトラに自生している。
沖ではワカメが沢山取れるようで船で取りに行く姿も見かけた。
ワカメ取りには道具を準備していかなければならない。
私が見た道具はノコギリの柄に1m位の棒を結びつけたものだ。
テトラの上から海中を覗きこむと海藻が生い茂っている。
皆同じような色をしているが太い茎がついているのがワカメである。
ノコギリで茎を切り取りそのまま掬い上げる。

このワカメ、1〜3月しか取れないらしい。
春になるとふやけて姿が無くなってしまうそうだ。
柔らかくて美味しいと言うのでその場で噛んでみた。
塩からい味がした(*^^*)当然か!
翌週取りに行こうかなと思っていたがそのままになってしまった。



ショウジンガニは食べられる
 ごく普通に岩場で見かける赤っぽいカニがショウジンガニである。
前にインターネットでショウジンガニ料理の記事を見たことがある。
江ノ島でカニ捕りをしてラーメンのダシにするという記事だったと思う。
茅ケ崎のTバーもショウジンガニが多い所である。
一度テトラでカサゴを狙ったが釣れてくるのは大型のカニばかりだった。

ずっとショウジンガニは食べたことがないと思い込んでいた。
ところがある日、初島の民宿のことを思い出したのである。
味噌汁の具にカニの片身が入っていて話題になったことがあった。
初島にはカニは一種類しかいなくてテトラ等で捕れるということだった。
ボウズだったらカニでも釣って帰ろうかなと思ったものである。
そのカニがショウジンガニだったのである。

真鶴に住んでいる磯遊びに精通した山中氏の情報であるが…
「地元ではショウジンガニなどと呼ぶ人は無くマガニと呼ぶ」
「カニを食べようと思った時はバケツ一杯捕まえてくる」
「食べるのは大型のそれも太い足だけで体は食べる所がない」
「小型のカニはそのまま潰さずにダシを取るとイセエビのような味がでる」
「潰して味噌汁に入れるのが好きな人もいるが私は好みで無い」
この話を聞いて私もイセエビの香りのする味噌汁を味わってみたくなった。



酒のつまみにナマコ
 酒宴の席で付け出しにナマコが出たことがある。
グロテスクというかユーモラスというか姿は変わっているが…
食べてみるとなかなか捨てがたい食感である。
冬になると堤防やテトラでナマコの姿が見られる。
6mのタモですくえば簡単に捕獲できる。

最近新聞でナマコに関する記事を読んだ。
ナマコは1分間手で揉んでいるとグニャグニャになるらしい。
その原理が面白いので研究して何かに役立てようという内容だった。
私はそんな経験は無いが興味を持って読んでしまった。

初島や大磯でよく見かけるのは赤いナマコである。
ところが私の田舎である大分県の中津にはいないらしい。
正月に帰省した時、甥と海まで散歩に行った。
ここの海は遠浅で昔はハゼやカレイがよく釣れていた。
また貝類も豊富でアサリやハマグリがよく取れていた。
しかし干拓により現在では魚も貝も少ない海に変わってしまった(T_T)

海の近くに来た時、急に甥がナマコを捕って帰ろうと言い出した。
そんなに簡単に捕れるものかと思っていたが…簡単に捕れてしまった(^−^;
ナマコは砂浜に転がる大きな石の側の潮溜まりの中にいた。
ここで捕れるのはクロナマコだけでアカナマコは高級品だと言っていた。
そして2匹ほどクロナマコを持ち帰り料理してくれた。
飽食にあきた酔払いにとって酢のきいたナマコの食感は絶品であった。
正月にナマコで一杯というのは如何がでしょうか!



岩場の貝でビールをあおる
 岩場やテトラには色々な貝が付着している。
島で生活する人達はこれら海の幸を自然に受け入れて暮らしている。
釣り雑誌等で紹介されるのを見て一度食べてみたいと思っていた。
茅ケ崎のTバーで釣りをしていると貝を取っている人をよく見かける。

ある時女性が片手にアミを持ちテトラへ降りていくのを見かけた。
やがてアミの中に沢山の貝殻を入れて上がってきた。
テトラの下側に付着するカキをっているのだ。
その女性は「結構実が入っているので…」と言っていた。
ク−ラー一杯れたようだった。

別の日に釣りをしていると横で貝を取り始めた人がいる。
時々波しぶきを浴びながらも2時間位っていた。
どうも干潮になるのを待っていたような気がした。
興味があったのでどの貝が美味しいのか(*^^*)教えてもらった。
っていたのは三角錐の形をしたシッタカ(バテイラ?)と
黒くて丸い巻貝(クマノコガイあるいはタマキビガイ?)であった。
しかしそんな目立つものはり尽くされて殆どない…

また別の日にアミで小さなニシ(仮称)をっている人を見かけた。
ニシは潮が引くと足元の岩の上に無尽蔵にころがっている。
沢山ありすぎて希少価値のない貝であるが…
「塩茹ですると美味しくてビールのつまみに良い」とその人は言っていた。

また別の日に本格的に貝をりに来た人に出会った。
専用の道具を使っているので一目で分る。
貝を剥がすヘラのようなものと貝を受ける四角いタモを持っていた。
っているのはカサガイと呼ばれる一枚貝であった。
この貝は岩にしっかりとくっ付いているので手では剥がせない。
この貝、焼いて食べると美味いらしい…

さてここで紹介した貝については全て塩茹でで試食してみた!
醤油を一滴落とすといっそう味が引き立ち珍味であった。
磯の香りがして、たしかにビールのつまみにはグーであった。
お腹をこわさなかったし現在も元気なのでまず大丈夫である(^−^;



相模川河口のハマグリ拾い
 ’00年11月25日相模川河口で初めてハマグリを拾った…?
釣りに行ったのだが、砂浜で貝を拾っている人を見かけてしまった。
早朝5:50分、まだ夜明け前の暗い時間帯である。
その後6:30頃には3人が拾っている姿を見かけた。
とても気になっていたがその内の一人に話を聞くことが出来た。

なんと拾っていた貝はハマグリであった。
大潮の日はこの河口に貝が打ち上げられるらしい。
それを朝早く来て拾って歩くのである。
何故こんな不思議な事が起こるんだろう。

その人の話によると貝は夜、泳いでいるらしいのだ。
常夜灯のある船着場に行くと見えるらしい。(^−^;
だから大きな波が来ると岸に打ち上げられたり、取り残されたりするそうだ。
従って昨夜、波が上がって来た範囲が貝拾いのポイントとなる。
また引き潮の時、砂が削られて貝が露出して来ることもあるらしい。

平塚海岸はかつてハマグリが沢山取れていたと地元の人から聞いた事がある。
ジョレンという道具を引くと石と一緒に貝が取れたそうである。
また台風の後には沢山の貝が砂浜に打ち上げられていたそうである。
少しの情報は持っていたが現在でも取れるとはビックリしてしまった。

こんなに貝がいれば誰かジョレンを引きそうだがと思って訊ねてみたら…
ここは根掛かりするので出来ないという返事が返ってきた。
そうかあ、乱獲しなければこうして何時までも昔のままでいられるんだね♪
ハマグリであるが旬は春だそうである。
今は実が小さいのでダシにしかならないと言っていた。

投げ釣りをしながら足元を見回していたらハマグリを見つけた。(^−^)v
口を閉じているのを確認してキープ。
さらに見回しているとまた落ちていた。(*^^*)
なるほど地元の人にとってハマグリは掘るのではなく拾うものだったのだ。


ハマグリ 相模川河口



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