2022/5/1  今年もツバメがやってきた。  
   
  4月10日(日)、今年もツバメがやってきた。
毎年、我が家にはツバメがやってくる。

そして玄関の片隅を糞で汚す。
神さんは、ツバメ、来なければ良いのにと言う。

そう言っているが、本心はどうなのか定かではない。
私が単身赴任の頃、蛇がツバメの雛を食べに来たそうだ。

神さんは、長い棒で、必死に蛇を追い払ったらしい。
その後またやってきて、遂に雛を食べられてしまう。

神さんには、そういう悲しい思い出がある。
ツバメは、人が住んでいない家には巣を作らないらしい。

ずっと昔から、人に守られてきたようだ。
ツバメに関しては、他にも悲しい出来事がある。

それは、発育の遅れた一羽を、巣から落とすことだ。
昨年も、一昨年も、神さんが玄関に落ちた雛の死骸を見つけた。

私はその死骸を土に埋めた。
昨年の出来事は悲惨だった。

雛が4羽いて、体の大きい1羽がいち早く巣立った。
私は、残りの3羽が、無事に巣立つのを祈っていた。

ところが、その2日後、体の一番小さい雛が巣から落とされた。
もう羽根が立派になり、今にも飛べそうな感じだったのに…

一番小さい雛が落とされた翌日、残りの2羽は巣立って行った。
ツバメは良い鳥とされているが、とても残酷だ。

自然界は弱肉強食と言われるが、これが普通なのだろうか…
私は毎年、ツバメがやってくるのを楽しみにしている。

ツバメの雛が、揃って巣立ってくれること、今年も祈ろう。





 




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