ヤリイカ仕掛け


 真冬の夜釣り!考えただけで寒くなってしまいますね。でもあのイカの強い引きと食味に誘われてつい行ってしまうのです。一度入れ食いを味わうともう病みつきになってしまいます。本当にヤリイカ釣りはオモシロ〜イ!
                                          
 


 堤防から釣る標準仕掛け

ヤリイカ(1)
ヤリイカ(2)
ヤリイカ(3)


 竿はルアー竿13フィート
 リールは中型   
 道糸は5号
 エサはサメ肉、鳥のササミ
 @ウキ止め
 Aシモリ玉
 Bリチウム電気ウキ5号
 Cラインスベル
 Dゴム管付きオモリ4〜5号
 Eサルカン
 Fリーダー4号1m
 Gケミホタルミニ
 Hエサ巻きエギ
  スナップサルカン接続
 
 エサ巻きエギ  
 カラーはピンクで決まり
 ハイパブライト品は乗りが抜群
 エビスッテのサイズ小が一押し
 オス(大型)は大型のエギにくる
 荒れた日は大型のエギがよい
  
 電気ウキ  
 ナショナルリチウム電池ウキが良い
 3号のウキは不安定、5号が良い
 スライドウキはトップ出さずに使う
 オモリを内蔵していないウキが良い
 海が荒れている時に安定している
 2点発光のBF−817TC等が良い
 ケミホタルミニ  
 イカがケミホタルに乗る事がある
 ルミコ・チヌ(グリーン)が一押し
 ルミコ(ブルー)は良くなかった
 エギから25cm位離して取り付け
 6〜7cmの黒チューブで2ヶ所マスキング
 使用2〜3時間前から発光させておく
  
 ハウツー  
 底から1m上が標準のタナと思う
 荒れた時は底近くがタナになる   
 オス(大型)は底近くでよく釣れる
 メス(小型)は中層で乗る事が多い
 良く釣れる日は18時頃に兆候がある
 早朝でも暗いうちなら釣れる
 エギを2本付けるより竿2本が良い

 サメ肉よりササミが良い時もある
 ササミは干物より生が乗りが良い
 サメ肉にオキアミエキスのスプレーも良好
 食いが渋い時はウキが沈まない事もある
 取りこみはタモなしで抜き上げる
 小型はメスで卵を持っているので喜ぶべし
 


 なんだ!この仕掛けは…

 初島の堤防で見かけた奇怪な仕掛けである。
 この仕掛けの人が釣れたかどうかは確認していない。
 しかし遠投せず堤防から落し込んで足元で釣るのなら可能性がある。
 枝ハリスはマグロかカツオでも釣るような太い糸を使っていた。
 多分14号位の太さはあったと思う。
 エギも小でなく大型を使っていた。
 全く豪快な仕掛けとしか言いようが無い。



 磯から釣る時の仕掛け

 竿は磯3号5.3m(長い方が良い)
 リールは#4000   
 道糸は4号
 エサはサメ肉、鳥のササミ
 @ウキ止め
 Aシモリ玉
 Bナショナルリチウムウキ8号
 Cスナップヨリモドシ
 Dゴム管付きオモリ4〜5号(荒れている時4号)
 Eツマヨウジ(DとFを固定)
 Fゴム管(ウキ流出防止用)
 Gヨリモドシ
 Hリーダー3号1m(道糸が4号の時)
 Iケミホタルミニ(グリーン系、黒ゴム管止め) 
 Jスナップサルカン
 Kエサ巻きエギ(エビスッテ、ピンク) 
  
 ハウツー  
 最近愛用している仕掛けを紹介
 ウキはナショナルリチウムウキBF−017が良い
 内蔵オモリ3号、外付けオモリ5号仕様
 アタリがあると赤から緑に変わるプリズム変色ウキ
 オモリを内蔵していないウキより遠くに飛ばせる
 ちょっと高いのでなくさないようにしなくてはっ(^^;
 Fを付けると根掛かりしてもウキを回収できるよ   
 テトラや磯では長い竿が根をかわせるので良い
 道糸4号、リーダー3号はバランスが取れていて良いようだ
 


 ヤリイカ釣りについて

 初めてヤリイカを釣ったのは初島の堤防からである。
今から10年以上前になるが当時は漁協でエギやサメ肉を売っていた。
夜にヤリイカが釣れるというのでエサと仕掛けを購入した。
フカセ釣りの道具しか持っていなかったが7匹位釣れた。

遠矢ウキ大にケミホタルを付けてハリスにエギを結んだだけの仕掛けである。
遠くへは投げられないので竿2本位の所で釣った気がする。
一瞬にウキが消し込む見た事のないアタリだった。
イカの引きはとても強く竿が折れそうになった記憶がある。
今考えると遠矢ウキってイカ釣りに向いているのかも…
以来、病みつきになってしまった訳である。

最初ウキはケミホタルが装着できる発泡ウキを使っていた。
浮力は5〜6号位だった。
これでも十分イカは釣れていたが段々感度の良いウキに変えていった。

エギについては何時も悩みのタネだった。
どんなエギが良く釣れるのか分らなかったからである。
色々なエギを買ってきては風呂場で泳がせて見た。
どうしても水平に泳ぐエギが少ないのである。
エサ巻きエギよりもアオリイカのエギの方がバランスが良かった。
それで一時期は3号のアオリ大分型を改造して使っていた事もある。
今はもうエギで迷う事はない。
ピンクのエビスッテ小で決まりである。

イカの入れ食いを味わった時の記憶はなかなか消えるものではない。
イカ釣りの好きな人はその事が無意識に働いているのだと思う。
私も夜9:00にクーラ−が満タンになって早く民宿に帰った事がある。
みぞれがしとしと降る寒い日に入れ食いになった事もある。
クリスマスの日にまだ時期尚早と思っていたのに入れ食いを味わった事もある。
一方12月31日に荒れて竿が出せず元旦に竿を出したら一匹釣れた事もある。
全くイカの姿がない時、深夜までねばって竿を上げた時イカが付いていた…
パターンは様々である。

最後にイカ釣りのノウハウを伝授したいと思う。
冬の海は寒いので防寒をしっかりする事、そしてねばる事である!
もしイカがいなかったら風邪をひく前に宿に帰ってコタツで一杯やろう。
そしてもし元気があれば朝暗いうちにもう一度竿を出してみよう。 
でもイカが回って来てない日は釣れません。

次回からはイカが釣れているのを確認してから出かける事です(^−^)




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