■エビ撒き釣り入門
関東では見かけないが、関西には、「エビ撒き」という釣り方がある。
ウキふかせ釣りで、コマセ、付けエサ共に、シラサエビを使う。
高くつきそうだなぁと尻込みしていたが、この度、トライしてみた(笑)
金曜日、仕事が終わってから、近くの釣具店に立ち寄った。
シラサエビを入れるエサクーラー(4リットル)と、ブクブク(エアーポンプ)と
エビをすくう手網と、エビを撒く柄杓を買ってレジに行く。
「初めてなんですが…シラサを下さい」
「シラサ、活かしておくのに、水道水で大丈夫ですよね?」とワタシ
「何処に釣りに行きますか?」と店員さん
「明日、神戸方面へ」と、ワタシ
「それなら、現地で買うことをお勧めします…シラサは直ぐ死にますから」と店員さん
「そうですか…それでは、試しに、千円分だけ下さい」とワタシ
「とんでもない、このクラーには、そんなに入れられません」
「まじっ?じゃあ、500円分だけ…」とワタシ
やがて店員さん、エサクーラーを開けてみて
「これより、中にネットが入ってるのが、良いなぁ」と言って、勝手に取り替えた(笑)
サイズもカラーも同じだが、クーラーの内側に、取り外しできるネットと
シラサをすくう為の、ミニ手網が同梱されていた。
シラサ100グラムで500円也
少ししか、ないだろうと思ったら、随分、沢山あってビックリ
付けエサだけに使うのなら、一日分ありそうだった。
店員さんから、色々、教えて頂いた。
「シラサは、こうやって撒きます」
「柄杓でを4〜5匹すくい、左の掌で覆い、まずシャカシャカと振ります」
「回数は…そうですねえ、5回が一番良いですね」
「こうやると、シラサは、失神して、深いタナまで行きますから」
「この柄杓、良く飛びますよ…私も買いました」
「シラサは、こうやってを飛ばすんです」
柄杓を右手に持ち、親指を支点にして、左手はシラサがこぼれないように押さえ
弓を引くように、シャフトをしならせ、ピューンと飛ばすマネをして見せた。
うーむ、知らなかった…難しそう(^^;
「シラサは、水温が上昇すると直ぐ弱りますから、氷を入れて下さい」
「出来るだけ、動きを抑えるんです」
「店の水槽も、温度を下げるように工夫しています」
店員さんが水槽に手を入れて、そう言うので、ワタシも指を入れてみた(^^
さらに「最初は、このクーラーで良いけど…」
「エビ撒き釣りするんだったら、クーラーは12リットル欲しいですね」
「自分で、クーラーに、エアーホースを通す穴を、ドリルであけるんです」
「シラサ、2000円くらい仕入れれば、丸一日、やれますよ」
店員さん…店長代行だけあって、良く知っていて、勉強になったなぁm(_
_)m
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エビ撒き釣りの必需品 |
■シラサの研究で終わってしまった(^_^)゛
マンションに戻って、直ぐ大きなクーラーに水を張り、シラサを移し変える。
常備している凍ったペットボトルを1本放り込む。
ブクブクを作動させて、作業完了…これで、明日の朝までは、大丈夫だろう
シラサは、大きなクーラーの中で、気持ち良さそうに泳いでいた。
朝、起きて、シラサを確認すると、健康状態に異常なし!
昨日買ったエサクーラーに移し、ブクブクを作動させ、氷を放り込む。
このクーラー、斜めにすると水がこぼれるので、釣りバッグに入れて運ぶことにした。
ワタシは思った…電車釣行で、エビ撒き釣りって、難しすぎるよ〜(笑)
釣り場に着いたのは、9時半頃
エサクーラーを開けてみると、全部、死んでいる(◎_◎)
手網を入れ、恐る恐るすくってみると、まだ活きていた。
氷を入れすぎて、仮死状態になっていたみたい(汗)
河口周辺で、7〜8人の方が竿を出していたので、ワタシもそこに入る。
見ると、ほとんどの方が、エビ撒き釣り
中学生くらいの釣り人がいたが、シャカシャカとやって、ポイッとしていた。
アベックで釣りにきていた女性の方も、シャカシャカ、ポイッ
なにがし釣りクラグのロゴが入った服を着ていた方は、シャカシャカ、ピューン(笑)
ワタシにもできるかしら
柄杓でシラサをすくい、シャカシャカと振る…今4回だっけ、もう一回だな(^^ゞ
弓のように柄杓のシャフトをしならせ、ピューン
シラサの飛距離は、竿1本半くらい、ウキの周辺にパラパラと落ちた。
うーむ、なかなか良いカンジ…さすが、第一精工の柄杓(エビショット)だ(^^;
次に、シャカシャカをしないでピューンとやると、どうなるか検証
いてまえ、ピューン
着水したシラサは、海面に円弧状に波紋を立て消えていったのが一匹
後は、四方八方に元気良く散って行く姿が目に焼きついた。
シラサ500円分だけでは足らないと思い、冷凍庫に常備している
穴釣り用のオキアミブロックも持参したので、今度は、それでやってみた。
同じように飛んだが、気になる事がひとつ
オキアミでやると、手が、臭くなってしまうんですよねえ(笑)
なるほど、それでオキアミは、こんな撒き方、しないんだ。
シラサ、昼頃になると、氷を追加したにも関わらず、弱ってきた。
午後2時頃で、半分くらいがダウン
夕方5時頃で、90%以上がダウン
水温は低い状態をキープしていたし、ブクブクも作動していた。
それでも、シラサは、死んでしまうんですねえ
エビ撒き釣り、入門するには、まずシラサの事を知らないといけないですよね。
今回は、そういう意味では、非常に貴重な体験だった。
潮の流れの速い所では、エビ撒き釣り、成立しない事も分かったし…
釣果の方ですか…うーむ、多分、そううち釣れると思いますよ(^O^;
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短竿、持ってくれば良かった(笑) |
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