ボラ



場所  江ノ島・大平
日時  2001.8.14(火)  4:40〜11:00
天候  晴れ、波穏やか
今日はワカシ、おでこ…(--; こんな心境です。

  東海の小島の磯の白砂に、われ泣きぬれて、蟹とたはむる

啄ちゃんも、ボウズの経験があったのねっ、やっと歌の意味が飲み込めたワッ(^^;
それにしても、釣れん…ソウダちゃんの姿は見えんし、ワカシちゃんも少ないのよね〜

早朝、大平に着くと、見た事のあるお方!
ありっ、いちさんじゃん。
3日前、良い思いをしたので、青物よっ、今一度!と、横浜から来たんだあ…

続いてやって来たのは、めぐろさん。
高齢にも係らず、ルアーを、たしなまれる。
今日は弓ヅノとジグを交互に投げていた。

「お金のかからん釣りは疲れるなー」と、めぐろさん。
「それっておもしろいですねー、アタってるぅ」と、ワタシ
「おもしろいじゃろー」と、うけて喜ぶ、めぐろさん(^^)
何も釣れないから、つい話が弾んでしまう。

  
はたらけど、はたらけど猶わが生活楽にならざり、ぢっと手を見る

啄ちゃんも、ルアーマンだったんだ。
しゃくっても、しゃくっても釣れないと、このジグで良いんじゃろかと、ジッと見ますよねっ(^^;

後から次々と割り込んできて、釣り場が混雑してきた。
マダイ狙いのカゴ釣りの人が、オキアミ餌でワカシをゲット。
なーんだ、ルアーには食ってこないけど、お魚さんいるじゃん。

次にワカシが上がったのは、右手のボラ場。
釣り人は、らいたさん!今日、初登場じゃあ。
らいたさん、目立つんだよねー。
シャクリ方が激しい、ハデなのよね〜
それで、また、良く釣るんですヨッ、うらやましいっ。

らいたさんと、初めて会ったのは3年位前かなっ。
釜ノ口で、投げサビキでご一緒しました。
ライターを忘れて、釣りの最中に火を借りたんです。
らいたさん、帰る時、火がないと困るだろうという事で、ワタシにライターをくれたんですぅ。

それだけで、らいたさんと、ネーミングした訳ではありません。
昔は髪の毛が天然パーマでグジャグジャ、最近ちょっと少なくなったようですけどっ(^^;
背が高くて、ちょっと雷さんに…ねっ
らいたさんが、長い竿を持ってしゃくると、雷さんに見えるカモっ(^^;

ワカシを上げた、らいたさんの仕掛けは、投げサビキ!
オモリの代わりにジグ、サビキは船で使うバケを4つ位、付けたものでした。
ワカシの前にはコレでスズキを掛けて、バラシたとの事。
やはり、何でもやってみるもんですねー

ルアーがダメならバクダンで勝負ぅ。
とは言うものの、海はベタッとしていて、全く潮は流れていない。
ソウダも昨日から姿を見せなくなったと言うではないかっ。
まっ、そのうち回ってくるだろうという想いで、竿を出す。

長老の竿が大きく曲がった!
上がってきたのはボラ…
ボラはいらんと言って、サビキを回収していた。
次にワタシのウキが消し込む。
4号の磯竿がきれいに円弧を描く。
多分な…と思っていたが、その通り
ボラだった(>o<)

横で竿を出していた高齢の方が
「きれいなボラだねえ」と言う。
「えっ、どうしてですかっ」と聞きなおすと
「全然キズがない、食べられるよっ」
「川のボラは食べられないけど、ここのは大丈夫」
「氷、持ってるんだろう、頭と内蔵を出したら刺身で食べれるよ」と、言うではないかっ。

ほんじゃあ、いっちょ食ってみるかっと、ぶらさげて解体しに行く。
休んでいる常連さんの前を通る時、照れ臭かったので
「食べて見ようかと思ってっ」と言ったら
「ワシ、この前3枚におろして持って帰ったよっ」と言われた。
横にいた方が「食べられるよ、今、清水に行ったら皆、ボラ釣りよる」と
半分わかって、半分わからないような事を言われた(^^;

10時前、竿を納めて、帰ろうとしたら「ワカシだー」と言う声が耳に入った。
振り返ると、2人がワカシを上げていた。
コリャ大変と、また仕掛けを取り出したのであるぅ(^^;
そして、ワタシに釣れてきたのは、またしても
ボラ…(>_<)
試食は一匹でいいのっ!という事でリリース。

11時前、帰って一杯やろうと思って竿をたたむ。
すると、「ワカシだー」という声が耳に入る。
続いて、もう一匹上がる。
昨年から同じ傾向で、ワタシが竿を納めると釣れるようだ(^^;
後ろ髪を引かれる思いだったが、もう気力がない。
余ったコマセは何時も情報を流してくれる長老に上げる事にした。

今日、2匹、ワカシを上げた方に仕掛けを見せて頂いた。
ハリは金チヌ2号?(小さい方が良いのねっ)
枝ハリスの長さ4〜5cm、夜光玉付き(枝ス、短いですねっ)
魚皮はオーロラと言っていたが魚皮を確認しなかった(サバかな?)
タナは竿2本ちょっと(かなり深目を狙っていたんだ…)

ボラの食味であるが、クサミは全くない。
コリッコリッと身はしまっていた。
しかし脂がのっていないせいか、旨みが少ない気がした。

最後に、もうひとつ、心の支えとなる歌を紹介しよう!

  
友がみなわれよりえらく身ゆる日よ、花を買ひ来て、妻としたしむ

どうじゃあ、みんなは釣れていたが、自分だけ釣れんかった時の歌じゃあ(^^;
啄ちゃんは、やっぱり釣り人だったんだねっ。






ボラ食べちゃった(^^; モデルは長老(^^;




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