メトイカ、ケンサキイカ



場所  三崎港
日時  2001.5.3(木)  19:30〜24:00
天候  雨のち曇り、夜間小雨がパラつく、波は低いが風は強い
釣り友の神戸氏がイカを釣りたいというので三崎に出撃した。
仕方ないなあ…では、連れてい行くとするかっ(^^;
先程までの雨は止んだが、風が強い、しかも気温が低く肌寒い。
でも、仲良しの釣り友の爲だ!喜んで行こうではないかっ(^^;

三崎に着いてみると、予想を裏切り、釣り人がいっぱい!
なっ、なっ、なんだあ、君らは一体何なんだあ…
風が強いとか、寒いとか、今にも雨が落ちてきそうだとか、
暗くなったから帰ろうとか、思わないのっ!

何となく帰りそうな雰囲気の3人グループに声をかけたら…アタリでした。
「後30分位で帰りますよ、どうぞ」
「今、メジナにハリスを切られたので、もう一度だけ竿を出そうと思って」との事。
よしっ、これで場所は確保できたぞ。

仕掛けの準備をしていたら、隣の女性の釣り人が急に大きな声を上げた。
「あ〜っ、あ〜っ、おとうさ〜ん、あ〜っ」
何だっ!と思って振りかえると良型の
アジだ!活きた魚に触れないのだろうか。
竿を振り回していたら外れて海に落っこちてしまった。
神戸氏が「大きなアジでしたねえ」と言ったが、ホント美味しそうなアジだった。

今日の戦略であるが、ボウズにならない為に、市販のアオリ仕掛けを持参した。
ツケエサはスーパーで買った豆アジと冷凍キビナゴ。
これを足元に投げ込んでおいてエギングで勝負…
そして、スミイカかケンサキイカをエギで釣ってみたいと思っているのである。

釣り始めて1時間、エギにもウキ仕掛けにもアタリがない。
神戸氏に「竿を見ておくから、他の釣り人の様子を見てきたらっ」とすすめる。
やがて帰って来て、「向こうの方は良く釣れていますよっ!」
「大きいイカと、こんな小さいのが上がっていましたよっ!」と言う。
やはり、向こうが良いのか!ポイント間違えたカナ…

「ヨシッ!今度はワタシが行ってくるから、竿お願いね」と言い残して出発。
中央辺りに来た時、「
アオリイカ上がったよ〜」という声が耳に届く。
見に行くと500〜600g位の型だ。この前釣ったので大体分るのだ (^^)
「このアジは活エサですか?」と聞いてみた。
そしたら、なんと「いや、スーパーで買ったものですよ!」と言うではないかっ。

「タナはどのくらいですか?」と聞いたら
「浅くしてます。
メトイカも浅い所で釣れてきました」との事。
「2〜3ヒロですかっ?」と聞いたら「その位だと思います」
「毎回ウキ止めが動くので…あっ、また動いてるなあ」と言って修正していた(^^;
この方が使っていたウキは、単三電池内蔵の重たいウキであった(動くカモ)

堤防の途中で折り返して、タナを浅くするように神戸氏に伝えて釣り再開。
神戸氏は「ここ釣れないので向こうへ行ってみます」と言って40m程移動。
5分もしない内に「やったー釣れましたよー♪」と言う声が届く。
なんとっ、急いで駈け寄ると、良型の
ケンサキイカではないかっ!
ワタシが釣る予定のイカではないかっ!
「そこでエギ投げていたらウキが沈んでいるので上げたら釣れてました」
「そのすぐ足元ですよっ」と言う。

ワタシもすぐ神戸氏の横に移動。
まっ、その内、釣れるだろうと思ってエギングを始める。
しばらくして「やったあ〜」とまた神戸氏の声「また来ましたよ〜♪」
「そこでエギを投げていたら、またウキがおかしいから…」
釣れたイカは初夏の風物詩メトイカであった。
「うっ、うっ、うっう〜」…これはワタシの泣いている声です(T_T)

ここで仕掛け、総点検ダア(-_-X)
神戸氏だけ釣れて、何故ワタシに釣れないのかっ!
まず正確にタナを合わせる。神戸氏はハリス1ヒロ、オモリからウキ止めまで2ヒロ弱。
ワタシの方が半ヒロ深かったようだ。

次に掛けバリを見ると、神戸氏のはオーソドックスなものだった。
エサのサイズに合わせて調整できるタイプだ。(コレ大事なようだ)
ワタシのは「イカ泳がせ仕掛けBR」というもので、背中にも掛けバリを刺すタイプ。
これを同一メーカーのテコ式仕掛けに替える。
本当は標準仕掛けが欲しかったんですけどね。
そしてウキも感度の良いものに取り替えて釣り再開となった。

これで安心してエギングができる。
エサ仕掛けから、40m位離れた所でエギングしていたら、ウキが消し込んだ!
ダッシュ!ルアー竿をそのまま放り投げて全力疾走。
竿を上げると、イカが付いていた。ついにワタシにも来たかっ!

これを上げないとボウズになってしまう(ドキドキ)
タモですくってもらって、
ケンサキイカ初ゲッチュ〜\(^-^)/わ〜ぃ
ところがこのイカ、色が白い…
なんかヤリイカに似ているんだが…まっ、い烏賊っ(^^;

そして、しばらくたって、またワタシのウキが消し込んだ!
ルアー竿を投げ捨て、40m全力疾走。
しかし今度はダメだった…(>_<)
神戸氏が「何かついてる」と掛けバリを指差す。
ヘッドランプを当てるとアジの頭だけ残っていた。無念じゃあ!無念じゃあ!

もしかして、アオリだったりして…
いずれにせよ、ウキとエギング両方やるのは疲れるのだっ。
えっ、片方にしたらいいじゃないかって…
ふっふっふっふー、うらしまは欲張りだからなっ(*^m^*) ムフッ

う〜ん、アオリ仕掛けが入っていた台紙には…
〈アワセ要らず!オートフッキング〉〈乗ったら逃がさない!〉と書いているのにっ
かくなる上は、エギングでスミイカじゃあ!という事で貪欲に2匹目を狙う。
ところが、ついに23時15分、神戸氏に
メトイカがきて勝負ありっ!

遂に1対3と大差をつけられてしまったあ(--;
この一パイだけは、アジでなくキビナゴに来たものであ〜る。
今日の勝負はワタシの負け!(参りましたっ、神戸さん)
弟子よ!上手になったもんじゃあ はっはっはっはー

下は当日の釣果である。まず神戸氏のケンサキイカ?であるが、
見た目は、赤くてケンサキイカに見えるが、尻が尖っていてヤリイカに見みえる。
ワタシのケンサキイカ?であるが、これは釣り上げて直ぐ写したものである。
形は神戸氏のものと良く似ているが、色が全く違う。
個体によってこんなにも差があるのかっ。
誰か知っている人がいたら、教えて下さいねっm(_ _)m


(追記)
バラしたら、胴の半分以上に、卵が詰まっていた。
白かった表面の色は、普通のイカのように、赤白のまだらに変わっていた。

(5/12追記)
ケンサキイカ?はヤリイカに決定しました。
理由は足が細く、胴が尖って長いからです。
季節外れですが、まだ釣れるんですね。

らくがき帖に拡大写真がありますのでケンサキイカと較べてみてください。





神戸氏のケンサキイカ? ワタシのケンサキイカ?
神戸氏のメトイカ(下)




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