スミイカ・ケンサキイカ



場所  三崎港
日時  2001.4.20(金)  21:00〜24:30
天候  昼間は快晴、しかし夜は曇りに変わり風が出た
今日は昼の部、夜の部と二つも釣行記を書いてしまった。
夜の部は今年初めてのエギングである。
今年こそマスターしたいのでシーズンに先がけて練習のつもりである。
行き先はエギングの本場の三崎港、遠いけど烏賊が良く釣れる場所である。

三崎に着いたのは21時前、結構、風が強い。
釣り友、たやまさんの案内でポイントに向かう。
たやまさんは投げ竿が保険!ワタシの保険はウキ仕掛け!
「普通!」で終らない為の漁師の知恵である(^^;

それぞれ保険の準備が終るとエギングを始める。
ここの底は根掛かりが少ない。
但し近場はホンダワラのような海藻が生い茂っているようだ。
底を曳きずってくると海藻が掛かってくる。

風が強い為か、それとも潮のせいだろうか。
ウキがすぐ左へ流されてしまう。
こんな時は投げ釣りが正解かっ…と思う。
しかし堤防には遠方に電気ウキが4〜5個並んでいた。

22時半頃、たやまさんが「釣れました〜♪」と駆けてきた。
な、なんとっ、スミイカではないかっ!ス、スゴイ!
しっかりとエギをくわえ込んでいた。
「底を曳いていたのですか?」と聞いたら
「シャクっていました」と言う。(スミイカといえば底のハズだがと思う)

すぐ写真を撮らせて貰う。
丸々と太っていて美味しそうなスミイカだ。
これでヨシッ!「普通」では釣行記の書きようもないからなっ(^^;
その後しばらく何の変化もなかった。

ところが23時半頃になってまたも、たやまさんが玉アミを持ってやってきた。
「こんなのが釣れました〜♪ すぐ足元で掛かってきました!」
玉アミの中にいたのは、なんとヤリイカのような形をした烏賊!
烏賊に巻き付いた海藻を取り除くと、しっかりとエギをくわえ込んでいるのが確認できた。

ヤリイカに似ているがヤリイカではない。
通称マルイカとか呼ばれるイカである。(初夏に江ノ島でも時々姿を見せる)
正式名はケンサキイカのようだ。
こんな長い烏賊もエギで釣れるのかとビックリしてしまった。

目の前で立て続けに2ハイ上げたのを見て、たやまさんを師匠と仰ぐ事にした。
これは、まぐれではない!運でもない!実力なのだ…もしかすると天才かっ。
たやま師匠!見ていますかっ なに、あまり誉めると次回プレッシャーがかかる(^^)
プレッシャーに打ち勝ってこそ本物に成長していくのです!
イチローを見て下さい。スゴイですよっ(ヤバイ破門されそう^^;)
ここで師匠のタックルとテクニックについて記しておきたい。

竿11フィ−ト、リール4000番位、ライン2号(磯スペシャルだったかな)
「そんな細いラインを使っているのですか!」と聞いたら
「太いと飛距離が出ないので」との事
「大きなアオリが来た時一寸心配なのですが…」と言っていた。

テクニックであるが、ここは水深が竿2本あるので投げ込んだら、
エギが底着するまで1分近く待つらしい。
糸フケを取った後リールを巻いて底を曳く(巻く回数はその時の気分らしい)
アタリらしきものがあったら一呼吸置いて大きくシャクル(多分、海藻でもね)

少し糸フケを取ってエギが底着するまで10秒待つ(この少しがまだ分らない)
ゆっくり底を曳く、大きくシャクル、10秒待つ、これの繰り返しのようだ。
ふっふっふっふ、これは企業秘密だから内緒にしておこう(^^;
そうだ!エギは3.5号と言っていたな。
カラーは重要なファクターだから内緒だ!まさか写真に写ってないだろうな(^^;

その時、たやまさんの竿立てが倒れた!
危ない!竿が海中に引き込まれる。
たやまさんが全力で駆けつけて2本の竿を引き寄せる。
どうにか竿は助かったが今のは一体何なのだ!
スズキやサメより大きなアタリ!たやまさんは「エイだろうか…」と言っていたが
えっ、大型のマダイ狙いのハズだけど…(^^)
いずれにせよコイツの正体は見てみたいものだっ。

その後24時半までたやまさんに教わった通りエギを曳いてみた。
少しシャクリ釣りが分った気がした。
しかし、まだ最初の糸フケの取り方やスムーズなシャクリができない。
一寸、近場で練習してからまた三崎へ突撃したいと思っている(謙虚なのよねえ〜)

たしかにっ、底を曳いていても、適当にシャクっていても、まぐれで釣れるカモ知れない。
でも、今は釣る事よりルアーのテクニックを身に付けたいという気持ちなんですよね。
何しろルアーマン目指しているからなっ(^^) 大きくなったらルアーマンになろうかなっ(^^;
何時でもコンスタントに釣りたいしねっ p(^-^)qガンバ





たやまさんのスミイカ! たやまさんのケンサキイカ!




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